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体験談

世界選手権銅メダル、「骨盤おこし」で身体が目覚める

平野 豊美  愛知県弥富市在住

     ダンベル体操指導員

     パワーリフテイング選手

 私は、61歳になった現在でも、健康と運動に関わる出会いに興味を持ち、実行と体感を繰り返し、トキメキと喜びで一杯の毎日という生活を、送っています。若き日は、飛びつき、すぐ飽き、長く続かないことの連続でした。人生後半になり、生き先短くなった頃に、やり残した事、やりたい事は「開脚」本当に開脚が、何度挑戦してもできなかったんです。どうしたら、できるんだろうと、ずーっと思っていました。

 それが、メ―テレの番組名 UP!!の中で特集として組まれていた「股割り」。何げなくつけていたテレビに釘づけ!!えにし治療院とあり、場所は津島市にありと書かれていたし、3週間もすれば開脚ができると言ってみえた。ウワーッ チャンス!!うれしいーー。早速、連絡をとらせて頂きました。

 最初にお会いしたのは、奥様の佳子先生から。レッスンに通ううち、院長の中村考宏先生にもお会いでき、先生のお考えなどお聞きして、ますます興味をもちました。お二人は、とても熱心に体をよくする事に、集中して見えまして、私のつたない質問にも心を込めて、向き合って頂いてます。 中村先生のお考え「構造動作トレー二ング」を、しっかり学んでいきたいと、おもっています。なぜ学びたいか?それは、私には夢があるから。

 私は、55歳でダンベル体操、57歳でパワーリフテイングと出会いました。指導して頂いています師は、名城大学理工学部体育科学の鈴木正之教授です。日本国内では、筋トレの指導者として有名で、著書も20数冊出版してみえます。鈴木教授に出会えたのは、息子がきっかけを作ってくれました。私の一人息子は、20歳のときに自損事故から、足などに重い障害を持ち、10年程たった頃トレイニングがしたいと言い、名古屋市営のジムに通いかけました。付き添っているうちに、トレイナーの方からダンベル体操指導員になれる講習会が、あることを知りました。これから年老いていくから、何か身につけて皆さんと楽しんで生きていけたら、いいなあと思っていましたから、早速行動に移して、鈴木先生が理事長を務めてみえる、NDEA二ューダンベル体操の講習会で、学び、教室に通いA級指導員になりました。鈴木先生に、教室の立ち上げ講演をして頂き、お世話して下さった方たちと教室を開いてきました。参加人数は、多くはありませんがいくつかの教室を回って、ダンベル体操をお伝えしています。

パワーリフティングを始めたのは、私がダンベルを始めて、息子が鈴木先生に逢いたいと言ったので、先生にお願いしました。先生は、米田柔整専門学校の講師もしてみえます。息子を見られて、腕や脚の筋肉が落ちて動きが悪い、今どうしたい?息子は、お尻に筋肉をつけたい。先生は、ご自分のジムに息子が望むトレイ二ングマシーンが、あるからジムに来なさいと、言ってくださいました。二人で、夜にジムに通いました。すぐに、お尻に筋肉がつき、喜びました。ベンチプレスも教えて頂いたりしましたが、元気になってきたら息子は、続かなくなりました。残された私は、どうしたらいいか考えました。そして、先生にお願いしました。お人の前に立って、ダンベル体操を伝えるのに、きちんとした身体になりたいので、ご指導お願いします。とそれからは、ジムに通ってみえる方たちと、齢も忘れてトレー二ングに励みました。

パワーリフティグが、どんなものか知識不足でお許し下さい。重量の重さで、立つ、伸ばす、引く。それを、スクワット。ベンチプレス。デットリフト。競技として、年齢別。体重別。男女別です。 私が始めた年齢は、高齢者の部類に入るので、試合に出るたびに周りの方が驚ろかれます。どちらかと言うと、若い方か若い時からやっている方が、おおいからです。


(左)平野豊美さん、(右)鈴木正之教授

 鈴木先生は、バーベルも持った事もない、運動用語も全く知らない、全く白紙の私を短い期間にマスター3(60歳台)選手として、国内、アジア大会、9月予定の世界マスターズ大会出場に導いて下さいました。鈴木先生に出会い、人生が大きく変わりました。

息子をかかえ、苦しみの中で死んでいくんだなあと、ずーっと思って生きてきました。今は、自分との戦いです。「努力と集中」って言うとかっこいいですが、時々は集中、時々は努力です。嬉しいことに、いやな事や気が滅入る時は、トレーニングが集中するから、忘れさせてくれます。

 ダンベル体操とパワーリフテングに浸かった毎日です。これからも、ずっと続けていきたいと思っています。運動をしていて気づいた事は、運動をどう捉えているかとーーー。まず第一に考えて欲しいことは、楽しんで継続させることだと、おもいます。

 

中村考宏先生、佳子先生にご指導頂きまして、運動した後の「ゆるめる」に取り組んでいきたいとおもっています。体操教室に来て下さっている方たちの多くは、高齢(失礼かも)です。若い方と比べれば、動作も劣りますが、明るく運動できるのが楽しみにしてみえます。齢を重ねてゆくのですが、ご自分の力で回りに世話をかけないように気をつけてみえます。。ダンベルは、鉄の塊で重いもの!と思いがちですが、持てる重量1キロでも、2キロでも、無理のない重さから始めてもらっています。楽しん通ってもらっている時でなく、日常生活の中、たとえば一生懸命草取りをしたとか、夢中になって片づけものをしたりで、疲れ果て、それでも運動すればよくなると思い見える方も、あります。そんな方には、やれる事だけ、痛みがあったら動かせる方向にとか、皆の動きをみて!号令かけて!出来ることを手伝って!とお願いします。必要とされる事が、大事です。その方の存在感も大切にしたいです。

ダンベル体操に見える方は、女性が多いので中村先生と共にご指導される佳子先生から、女性らしさと、しなやかさ、女性としての強さを、学びたいと思います。中村考宏先生に、施術とセミナー、レッスンをズーっとお世話になりたいとおもいます。また学んだことは、伝え続けます。


平野豊美さん

 

最後になりました「私の夢」

開脚、股割り  実現しました。

ダンベルの方の、肩こりなどの痛みが、和らいだこと。

体の軸、前側と後ろ側全部使う方法で、持つ重量が増えました

 夢の実現に成功  感謝!!です。

 

私は、苦しみの中から夢を求めました。息子が、少しでも元気になれること。ただ、それだけでした。筋トレの鈴木先生に、出会い指導員、選手になれました。中村先生に出会い、故障をかかえた人を、受け止めながら、人生を送れるように、見守りたいと願い、祈っています。

ありがとうございました。

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★2011年9月26日~10月1日パワーリフティング世界選手権(カナダ:銅メダル) 
10月12日結果報告 (平野さんとよし子)

平 野さんの寄稿は書籍のP223.MATAWARI応用編「骨盤おこしトレーニングをどう実践するか?」に収録する予定でしたがページ数の関係で実現しませ んでした。ですが、せっかくの大作ですからお蔵入りにするのはもったいない。60代の前向きな姿勢から元気をもらえると思います。


書籍「骨盤おこしで身体が目覚める」、DVD「構造動作トレーニング"股割り"を極める






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武術稽古の可能性を拡げた「構造動作トレーニング」
武術稽古の可能性を拡げた「構造動作トレーニング」
 武術稽古無源会 指導員 金山孝之


 私は抜刀術、剣術などの武術稽古に取り組んでいますが、その稽古中に身体を痛めてしまいました。しかし私が当時研究していた技の向上のためには過激な身体操作も必要に思われる一方、再び身体の故障を招くことへの不安との板挟みで、悩んでいたときに「構造動作トレーニング」と出会い、その結果、身体を痛めることなく安心して稽古に取組めるようになりました。さらに一つの技のみならず,稽古している武術全般にわたっての動きが大きく向上するという経験をしました。
 もちろん私自身、まだまだ武術稽古の経験は日が浅く、武術についてもさまざまな分野がありますので、武術全般にわたって同じような成果が現れるとは断定できませんが、ここで触れる内容は、あくまで私の個人的な経験談として、参考にしていただければと思います。

松聲館武術の技を追及して

 私たちが稽古で目指していることは、かつて日本武術の最盛期に出現し、活躍していた有名、無名の武芸者たちが、日本刀やその周辺の武器を使いこなすために習得した独自の身体操作法を、現代に伝承された「武術」という情報資料を手がかりとして身につけようというものです。
 最も影響を受けたのは武術研究家の甲野善紀先生が主宰されていた「武術稽古研究会・松聲館」の技術と思想です。(武術稽古研究会は2003年に解散したが、甲野先生は全国各地でセミナーを開催しその後の研究成果を発表されている)
 私たちの稽古は、その当時の稽古生によって伝えられている、かつて武術稽古研究会で行われていた武術、主に抜刀術、剣術、杖、槍、薙刀などの稽古を通じて動きの質を変えていくことを目標としています。「質」を変えるというのは、これまで、スポーツなどで身につけてきた、力んだり、反動をつけて効果をあげるという動作をせずに動けるようになるということです。
 剣を振る時に、腕力や反動を付けて速さや威力を出さない。踏ん張ったり、力んだりせずに相手の体を倒したり、崩したりできる。飛んだり、跳ねたりせずに(動くときに地面を反動つけて蹴らずに)、いわゆるタメをつくらずに瞬時に体の向きを変えたり、相手との距離を縮めることが出来るか?といった課題に取組んでいます。

抜刀術稽古で起きた異常

 私が最も熱心に稽古しているのが抜刀術です。抜刀術というより居合といったほうが一般的にはわかりやすいかも知れません。ご年配の方々は時代劇でご覧になったことがあると思います。刀を抜いて切りかかってくる相手に対して、剣士は鞘に納めたままで立ち向かい、すれ違ったと見るや、刃が閃き、瞬時にパチンと鯉口が鳴って刀は鞘に納まっている。そして相手はゆっくりと崩れおちてゆく。テレビや映画で見かける居合は、そういう手品のような早業というイメージの武術です。武道の演武会などで見かける居合は、正座や胡坐で座った姿勢から抜いて斬りつけていくので「居合」という言葉通りですが、私たちは立ったままで行いますので「抜刀術」という方がなじみ易いと思ってそう呼んでいます。したがって居合と抜刀術は同じものと考えていただいてよいと思います。
 ただし稽古方法は、演武会で見られるような型の練習とは異なり、近い間合いで、小手や面に斬りつけられるような素早い攻撃に対しても間に合うような体捌きで、刀を抜きつけ、切り払うというものです。
 居合は室町時代末期から戦国時代に創始された古武術といわれています。その後、江戸時代には数多くの流派が生まれています。現在でも日本各地に伝統武術として継承されているほか、剣道の型稽古の一つとしても取り入れられています。
 ただし、松聲館の抜刀術のように、剣術に有利な状況設定で斬りつけさせても間に合うような動きを練るための稽古法を取り入れているところは数少ないようです。
 私たちの抜刀術の代表的な型の一つに「抜きつけ」という型があります。これは、相手との間合いが、胸や腹が触れそうな位に近づいていても、身体を後に引くことなく、抜刀して切先を相手に突きつけるというものです。制限された空間で、激しく動くため、よほど体の内部の働きができないと抜けない、難しい技です。

(写真ぬきつけ1~4)
 抜刀前の構えは、刀の鍔が自分の腹部の中心部に触れるくらい柄と鞘が身体の前面に平行になるくらいに引き寄せておきます。その際に鞘は寝かせずに刃の側を立てたままです。そのまま真横に抜刀し鯉口から切先が飛び出た瞬間に、弾かれるように切先は前方に向き、相手の腹部に向かって突き出されます。その際に刃が下を向くように刀身が回転し、同時に身体は沈みながら、重心は前方にかかります。鞘は体側の左回りに送るように鞘引きし、刀身は体側の右回りに沿うように動くように見えますが、実際はそのように身体に沿って抜くのではなく、鞘離れの瞬間に、肩が落ち、横に抜き放つ力と、刀身が回転しながら下に引き下ろされる力が合成されて切先が弾けるように前方に飛び出すという結果を生み出します。この技は横から見ると、早打ちガンマンが拳銃を引き抜くような感じで刀が突如現われ、前から見ているとあたかも腹の真ん中から刀が飛び出して来るような錯覚に襲われる、そんな技です。
 この鞘離れの速さを瞬時に生み出すために、私は次第に腰の反りを深くとり、中心部(腰と背骨)に捩じりをかけていくような構えになっていました。これは胴体を捩っているのではなく、内部に作った捩じりですから、いわゆる反動をつけた動きとは異なると思っていたのですが、その結果、ある日、全身に電撃が走るような衝撃とともに、かつてない速さで切っ先が飛び出るような「抜きつけ」に成功しました。
「やった!出来た!」と歓喜し、何度もその動きを味わうように繰り返していましたが、その翌日から、腰が激しく痛みだし、歩けないほど激痛に襲われたのです。幸いなじみの治療院で施術してもらい痛みは治まりましたが、当分稽古は控えるように言われました。
 その後、稽古を再開しても問題ないほど回復しましたが、それ以来「抜きつけ」は自分の中で苦手意識が生まれ、再びその時のような速さが出せないままに稽古を重ねていました。
 そうした悩みを抱えている時に出会ったのが「骨盤おこし」であり「構造動作トレーニング」でした。

「構造動作トレーニング」との出会い

 武術研究家の甲野善紀先生が主催されていた松聲館武術稽古研究会はその母体として古流武術の稽古方法を取り入れていました。例えば構え(かまえ)は下段で切っ先を右に開いた「無構(むがまえ)」。足はつま先を外側に開いて、前後同一線上に置く「ソの字立ち」です。それに胸を開き、肩を下げていくと、自然に腰の反りを深く取るようになってしまいます。そうならない方法は古流派には伝承されているのかもしれませんが、私たちにはそうした情報が不十分なままで、稽古を続けざるを得なかったのです。
 ただ、腰の反りを取りすぎることが良くないことは、稽古中にも注意されていたし、甲野先生の著作の中でも、腰の反りをとりすぎ、体内で捻りをかけすぎたため、様々な障害に苦しんだことなどが触れられています。しかし、当時の私は何としても抜刀術に速さを出したいという一心で稽古していたため、無意識のうちに腰の反りが深くなり、強い捻りを体内に生み出して、それを一気に開放して抜刀の速さを生み出すという動きになっていったのだと思います。
 ある種の速さは得たものの、これまでの構えでは体を壊してしまうという壁に突き当たってしまったのです。
 甲野先生は稽古を深めていく過程で、構えもどんどん変化して、既にソの字立ちは消えて、独自の身体操作を生み出されていました。それを参考にすればよかったのかもしれませんが、甲野先生ほどの経験と質の高い稽古をしていたわけでもない、当時の私のレベルでは、従来の構えやそれに伴う動きを捨てることにためらいがありました。ソの字立ちは、蹴らずに動く体捌きを身につけるために、私にとってはまだまだ効果的だったからです。


 (写真 無構え・ソの字)

「腰の反り」ではなく「骨盤を起こす」?

 では腰の反りを深くとらずに、いままでの構えのままで、どうすれば速く動けるのか?
 そのジレンマに苦しんでいたときに、アドバイスを受けたのが、松聲館の先輩で半身動作研究会の中島章夫先生でした。
「それは、腰を反らせるのではなく、骨盤を起すようにすればいいのです」
それが腰ではなく、骨盤と股関節に意識を向ける「構造動作トレーニング」に取り組むきっかけとなりました。
 中島先生の導きで、中村考宏先生のセミナーに参加したところ、すぐに興味深いことに気がつきました。
 構造動作のいわゆる「股関節幅の立ち方」自然に足のつま先の方向が外側に向いた姿勢が、私たちの剣術の構えにある「ハの字立ち」の姿そのものだということでした。そして、その姿勢から右足を体の中心方向に沿って踏み出すと、そのまま右前の「ソの字立ち」になるのです。しかし、それは見た目だけの類似点で、その時の膝の向き、足首への重みのかけ方、さらに足指の使い方、小指側への体重のかけ方など、構造動作的に姿勢を指摘されていくと、それまでの稽古でやっていた「ソの字立ち」が別物のように感じられてきました。その時に「このトレーニングを続けると、これまでの構えを捨てることをしなくてもよいのではないか?」という希望が生まれて来たのです。
 それから武術稽古と並行して「構造動作トレーニング」に取り組んでいくことにしました。日頃の稽古でも構えや歩行法、足指の使い方などで、構造動作的な動きを積極的に取り入れていくようにしましたが、もともと共通するところがあったためか違和感なく動くことができたと思います。次第に骨盤が起きて、股関節の可動域が広がっていくことが自覚されるようになると、武術の動きに変化が表れてきました。

稽古全体が変わっていく

 例えば、私たちの袈裟斬りは、時代劇のチャンバラで見られるような「斜め斬り」ではなく、上下の動きと左右方向への動きの2方向への力の合成による「結果としての斜め斬り」を理想としています。この場合、上下の振りは普通に出来ますが、横の動きは胴体をねじることなく出さなければなりません。この動きはとても難しく、出来る人は、胸や腰が「割れる」という表現で説明されるのですが、それがいかなるものなのかは、結局は悩みながら素振りを繰り返すしかないと思っていたのです。しかし「構造動作トレーニング」によって股関節が使えるようになってくると、切り下しながらも左右の動きが実感できるようになります。肩や胸、肩甲骨の動きがはっきりと自覚できるようになり「これが割れるということか?」という感じがつかめてきたのです。それによって遠心力や腕力だけの袈裟切りとは質の異なった「重み」のある袈裟切りが出来るようになりました。
(写真 袈裟切り)

 不思議なことに「構造動作トレーニング」によって足の指、足首、膝、股関節などの可動域が広がり、正しい位置関係が保てるようになって来ると、これまで働いていなかった身体の様々な部分が連動して動きだすようです。そのため、悩んでいた抜刀術においても、腰の反った姿勢をとらなくてもそれなりに速く動けるようになりました。また抜刀術においては、これまで出来なかった動きも出来るようになるという、より大きな収穫もありました。


(写真 構え)

「構造動作トレーニング」が武術、しかも剣術や抜刀術という現在では失われつつある技の世界で、技術向上に役立つことがわかったことで、私の稽古の可能性を大きく拡げてくれました。もちろん私の稽古している武術が、あまり型にこだわらず、各自の身体操作能力がより発現しやすいような比較的自由な稽古システムになっていたこともその理由の一つかもしれません。
 古武術の世界は長く伝承されてきた流派の型の動きを、忠実に再現してゆくことで技術向上を図るという一面もありますから、そういう意味では武術稽古に取り入れることを安易に推奨するつもりはありませんし、むしろ慎重であるべきとも考えています。
 近年、日本の歴史の中の出来事として記録や想像の中にのみ存在していた武術の技が、諸先輩方々の努力で、現実に再現できる可能性があるものとして注目されてきています。私も未熟ながら、そうした方々の成果から学ばせていただき、日々稽古させていただいています。「構造動作トレーニング」はそうした武術研究に重要な手がかりを与えてくれるものと信じて、これからも稽古に取組んでいくつもりです。


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金山孝之君の寄稿は書籍のP223.MATAWARI応用編「骨盤おこしトレーニングをどう実践するか?」に収録する予定でしたがページ数の関係で実現しま せんでした。ですが、せっかくの大作ですからお蔵入りにするのはもったいない。俳優・金山孝之君が武術稽古を通じて「身体・技・心」を学ぶ。


書籍「骨盤おこしで身体が目覚める」、DVD「構造動作トレーニング"股割り"を極める



 

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運動音痴43歳、「骨盤をおこして」自分の足で歩き続ける!

運動音痴43歳、「骨盤をおこして」自分の足で歩き続ける!

蟹江秀行(名古屋市在住 43歳 合気道・空手・柔道)

一年半ぐらい前、仕事の休憩中何気なく手に取って見た雑誌に、空手の四股立ちのような写真が載っていました、よく見ると高校の同級生で中村考宏さんでした。

そのころ私は空手をやっていたので、ああ四股立ちかと思ってあまり気に留めませんでした、それから何ヶ月かして柔道部の同窓会で十五年ぶりくらいに中村さんと会いました、その時に、その雑誌のことを思い出し、その事について話をしました。そうしたら中村さんが私の立っている姿勢を見て、その立ち方は全然駄目だと言われました、続いて四股立ちの姿勢も見てもらったら、同じく全然駄目だと言われ、その時、空手と合気道をやっていたので正直なところ少しおもしろくありませんでした、でもそれだけ自信を持って言う事なら何が駄目なのか知りたくなり、その月の一番はやい講習会に参加させてもらいました、これが私が股割りと出会った理由になります。

初めての講習会で中村先生から、まず股関節の位置を聞かれたとき、自分が股関節だと思っていたところがまったく違っていた事、次に骨盤を立てる骨盤起こしを行いました、骨盤を起こす事で今までの自分の重心がかなり後ろにあったのが前の方に重心が移った事が自覚出来ました。次に足指のグーパーグーパー、足指をグーの状態のまま、足首の上下運動、背屈、低屈これは足指をグーの状態でただ足首を上下させるだけなのですが、行ってみると、足の親指から小指間をしっかり握る事すらうまく出来ず、その上足指を握ったまま足首を上下運動させたら足の裏がつってしまいました。自分の体なのに、こんなに簡単な動きが出来なくて、自分が情けないやら悔しいやら、そんな気持ちになり、次に股を割る動きをしました、空手をやっていたのでこれなら出来ると思いその動きをしたら、それは股割りでなく股裂きだと言われ、股割りの動きを教えてもらい、行って見ると、これも又まったく出来ませんでした。結局講習会では何も出来ず、本当にショックでした。自分の体がこんなにも思い通りに動かないので、もう少し足指や足首が動かせるように股割りを続けてみようと思いました。これが股割りを始めたきっかけです。

私は、体を使う仕事なので翌日から作業前に行う準備運動の代わりに、朝、約十五分間位骨盤起こしを行ってから作業に出るようになりました、またお昼の休憩時間にも約三十分間位、股割りを行うようにしました。


作業中、しっかり腰を入れる(骨盤をおこす)蟹江君

その運動を始めてから一週間位たった時作業中に、なんとなく体が軽く動くように思えました、それからも少しでも股が割れるよう、又、私の作業は一日約十キロ近く歩きながら、ゴミの収集をする作業なのですが、この運動を始める前に比べて、明らかに体の疲れ方が違う、体が楽になっている事を自覚することが出来、これは長く続けて行こうと強く思いました、その他にも、初めて三ヶ月位した時、他にも自分の体に変化が現れ始めました、それは、少年漫画雑誌が膝の間を通り抜けるぐらいの○脚が膝と膝がさわるぐらいまで直っていました、たった二つの運動を続けただけで、自分の体にとってよい事ばかり出て来るのでこれはおもしろいと益々思いました。

仕事の休憩時間中に運動をしていたので、同僚も数人興味を持って、「お前それはいったい何をしているのか」と聞かれたので、やってみたら、と言って椅子にすわっていても簡単に出来る骨盤起こしを十分間位行ってもらいました、すると彼は、すぐに「何か歩くのが軽くなった気がする」と言いました、その日からその何人かは、今もこの運動を続けています、又私の仕事上職場では腰痛、膝痛、肩こり、などを持っていて、骨盤起こしを続けている人は痛みが前よりも軽減したと言っていました。

私は今日まで中学、高校のときは柔道、高校から最近までは空手をやっていましたが、もともと運動は上手に出来る方ではなく、運動音痴なので高校時代の柔道部では三年間なんとか続けたものの、試合には一度も出場した記憶はありません、中村先生は強かった、それと平行して空手をやっていましたが、当時体も小さく体重も五十二キロしかなかったので体格の大きな人と組手をすると力負けしてしまうことが多くありました、でも空手が好きだったので最近までなんとか、少しでも強くなろうと、対格差、体重差をカバーするために筋力トレーニングも自分なりにいろいろ考えて、かなりハードに行って来ました、でも年齢とともに、トレーニングをすれば健康になるよりも逆に体を痛め、空手をやっても重心が上ずり、突きや蹴りは相手にはあまりきかず、自分が飛ばされるという事になりました、とうとう最近空手をあきらめてしまいました。でも日本の武道が好きなので合気道を始めました、合気道の稽古は股割りをする前から行っていたので、股割りの運動を始めてからは自分の中ではかなり体の動かし方が変わったと思います。

まず変わった事は今まで行っていたバーベルなどのトレーニングは一切やめてしまった事です、合気道を始めたころは体の力を抜こうと思っても抜くことが出来ませんでしたが股割りを始めてからは、以前にくらべて姿勢が変わりました、私の行っている合気道には、基本の立ち方があるのですが、その立ち方の重心の位置が今までとはまったく変わった事、それに肩の力が少し抜きやすくなった気がしました。そう思いながら基本技の稽古になると今までよりも体がうまく動き技のキレがよくなったように感じ、稽古の中で動きながら技をかけるときも、軽く、速く、安定した状態で技をかけることが出来るようになりました、下手くそながら、今までよりも、合気道の稽古が楽しく出来るようになりました、このまま股割りは続け、今よりも、もっと股関節を解放し骨盤をキープし続けていろいろな動きが出来れば合気道はもっと上手になれるという希望が出来ました。又最近運動代わりに以前やっていた空手の形を行ってみたところ、空手をやっていたときより、動きがスムーズに、形ができました。もっと若いころにこの運動に出会っていればよかったなあと思いました。


名古屋テレビ「アナウンサー塩尻奈都子さん、股割りのインタビューを受けている蟹江君20110.11.3」

最近の講習会では、股割りの他に足裏の地面への接し方、腹圧のかけ方、手の指の使い方などこまかい部分の体の使い方を教えてもらいました、今まで股割りを始めてまだ一年しか経っていませんが、毎日少しづつでも、教えてもらった事ができるよう、少しでも自分の思うように体が使えるようにこの運動を続けていこうと思います。


プッシュアップをする蟹江君

股割を始めてから、姿勢はよくなり、又疲れると腰痛が少し出たり、肩や首の筋違い、頭痛などがなくなりました、本当にいい運動と出会えて本当によかったと思いました。

この運動は場所もいらない、いつでもできる、年齢も関係なく子供から老人まで、でき続ければ気持ちも前向きな気持ちになれる、その他いろいろいい事がありそうで、今まで悪い姿勢で生活していた時間のほうが長かったので、なかなか姿勢を変えるのには時間がかかると思いますがあきらめずに、最後まで自分の足で歩けるように、続けていきたいと思います。押忍

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蟹江秀行君の寄稿は書籍のP223.MATAWARI応用編「骨盤おこしトレーニングをどう実践するか?」に収録する予定でしたがページ数の関係で実現しませんでした。ですが、せっかくの大作ですからお蔵入りにするのはもったいない。自称運動音痴の43歳が前向きに自分の身体と向き合う姿勢には頭が下がります。


書籍「骨盤おこしで身体が目覚める」、DVD「構造動作トレーニング"股割り"を極める


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股関節トレーニング 夏
梅雨が明けて夏!
暑くなりました。


今日は大阪のYさんが個人レッスン(パーソナルトレーニング)を受けにみえました。
3回目の今回は総復習からはじまり、股関節の動きの方向をレッスンしました。

運動と重心移動
骨盤を起す利点
股関節が動く位置
骨格位置と腸腰筋
骨で立つ
おっつける
ストレッチと股割りの違い
趾の握り
骨盤起し前後運動
胸割り
立位体前屈
腹圧
片足立ち
腰割り
MATAWARI

日常からご自身の課題に注目していることもあり、今回も様々な課題を得る事ができました。
取り組み続けるから、次のステップがみえてくる。
やがて、その継続は自信になるでしょう。

腰痛は収まっているようですが・・。

私:「Yさん、こんなにトレーニングして何をめざしているんですか?」
Yさん:「いやぁ~。なんでしょうねぇ~。」
「健康で快適に暮らせればいいです。」

健康体になるためには継続力が必要です。
できる限り、努力の方向性を間違わないで継続したいものです。
迷ったときはいつでも聞いてください。
やったものにしかわからない世界があるからです。

さぁ、暑い夏を楽しみましょう!
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五十肩|自然浴さんぽ路
今朝は晴れ。

午前中、近所のおじいさんが調子がよくなったお礼をと寄ってくださった。
先週、久々に来院された。
前回は3~4年前だっただろうか、脚立に上って銀杏の木の枝を払っていたときに腰を痛めて来院。今回は1週間ほど前から右肩が痛くなって来院。普段は病院にかかることもなく至って元気な90歳だ。なんとなく、元気をもらったようでうれしかった。^^

午後は温かかったので木曽川の河川敷をぶらり。。。



あれ、あれれれれ。。。。
馬が放し飼いだ。
なんでぇ???



いつの間に、できたのかな?
最近の流行か?




誰もいないのに、もったいないなぁ。
国立公園だから・・どうなのかな?






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