「股割り」とは相撲の稽古でも見られる、日本の伝統的なトレーニングである。 両足を開いた状態で床に座り、上半身を前方へと倒して行く。 しかし、構造動作「Anatomical Activity」理論が提唱する「股割り」は、一般的に行われているそれとは決定的に違う部分がある。それは、「筋を伸ばさない(ストレッチ禁止)」という点だ。 一般的な「股割り」のほとんどは「ストレッチ」であり、その名の通り「筋を伸ばす」事に主眼が置かれている。一方、構造動作「Anatomical Activity」理論では、「いかに筋を伸ばさずに、股関節の可動域を拡げるか」という点を重要視している。 「いかに筋を伸ばすか」と、「いかに筋を伸ばさないか」。 つまり、全く逆なのである。 構造動作「Anatomical Activity」理論では、筋を伸ばす股割りを、「股裂き」と呼ぶ。 「股裂き」と「股割り」の違い。 この「違い」の中に、独自の智恵と工夫が注がれている。
構造動作「Anatomical Activity」理論が提唱する「股割り」は、筋を伸ばさない。「ストレッチ」をしない。 では、なぜ「ストレッチ」をしないのか。 それは、この理論大系が目指す「理想的な肉体」と関係している。 構造動作が目指す肉体とは、いわば「力強い張力体」である。 簡単に言えば、新鮮な生ゴムの様な状態だ。 力強い弾力を備えた肉体は、自らに掛かって来る負荷や重みを全身で受け止め、自然な反射運動により、「次の動作」の為のエネルギーにつなげる事が出来る。 充分に空気の入ったボールが地面に落ちると、その落ちるエネルギーが弾むエネルギーへ受け渡される事に似ている。 しかし、ストレッチにより伸びてしまった筋肉や筋は、たるみ切ったゴムで出来たボールの様に、上手に弾む事が出来ない。 又、ウェイトトレーニングによって作られた肉体も、酸化して硬くなったゴムの様に、上手に弾む事が出来ない。 アンバランスな構造物には、アンバランスな負荷が集中する。 肉体において、ピンポイント爆撃の様に点在するそれ等は、関節痛や神経痛となって現出する。 均質な肉体には、均質に負荷が分散する。 叩き付けられたボール内部の負荷が、たちどころに全体へ散る様に。 「股割り」トレーニングは、ウェイトトレーニングやストレッチ、それらの複合によって作られた肉体とは全くの別種の世界を目指している。 その先に存在するのは、独自の「力強さ」と「均質な弾力」を共存させた肉体なのである。
「MATAWARI JAPAN」とは、中村考宏が代表を務める、股割りのトレーニング集団である。 独自に組み上げた新たな「股割り」トレーニングを、「MATAWARI」として世界へ向けて発信すべく創設された。 参加資格は問わない。 つまり、構造動作式「股割り」に挑戦する全ての人々が「MATAWARI JAPAN」なのである。 「MATAWARI JAPAN」宣言 最後に、中村考宏代表による言葉をご紹介する。 「股割りは、日常生活からダンサー、アスリートまで共通して重要な、「股関節を動かす」ためのトレーニングです。 その有効性に気付き、自らの専門分野に取り入れているプロフェッショナルも増え始めています。 皆さまも、ヒザを伸ばしたままの筋肉伸展運動(ストレッチ)とは違う、もうひとつの「股割り」を体験してみませんか? 「股割り」を通じて、日常を変えてみませんか? 「股割り」は運動神経や体力を問いません。 「世界中の勇気ある「MATAWARI」チャレンジャーをお待ちしております!」 このメッセージは、人類共通の「身体構造」から世界を変えて行こうという、「MATAWARI JAPAN」による宣言でもある。 以上 方条瞬刻
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